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吉本隆明全集第21巻:1983-1987

最新刊第21巻(2020/01/21発売)第22回配本

概要

「野生時代」の連作詩を組み替えてなった長編詩『記号の森の伝説歌』、柳田の新しい像を作り上げようと試みた「柳田国男論」、そして長い年月をかけてまとめられた西行と良寛についての二つの長篇評論を収録する。

本文「柳田国男論」より

体液の流れみたいな柳田国男の文体を読みすすんでゆくと、きっとあるところまできて、既視現象にであった紀文にさそわれる。あっ、この感じはいつかもあったとおもうのだが、かたちがあたえられないうちに、その瞬間が通り過ぎてしまう。この思いはいつもおなじだ。[ 中略 ] この瞬間の感じは、反省的な姿勢にはいると痕かたもなく消えてしまう。[ 中略 ] すこし道具だてを準備して、この既視感の瞬間を言葉でとらえなくてはとおもう。(「柳田国男論」)

本文「西行論」より

西行とはなにものであったか。これは、私にとって最初の問いであるとともに、また、最後の問いでもある。西行が在家の武士であり、若年のある時、不明な、個人的な動機から出家したという意味では、『撰集抄』が偏執している一系列の世捨て人に似ている。また、西行が、[ 中略 ] 詩歌を通じてしか、いっさいの思想を語らなかったという意味では、当時のどんな僧形にも属さなかった。西行についてわたしたちが知っているのは、それだけだ。(「西行論」)

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推薦のことば・ご挨拶

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全集既刊分・全巻構成

全集既刊分(配本順)はこちら、全巻内容(概要)は こちら 濃いパープルは既刊、近刊・最新刊はグリーン、この2色は詳細ページあり、オレンジ色今後刊行分

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