既刊分 9 1964-1968

吉本隆明全集第9巻

1964-1968

第6回配本 2015/06/25


人と社会の核心にある問題に向けて、深く垂鉛をおろして考え続けた思想家のすべて

第9巻には、政治的混迷の季節に虚飾にまみれたマルクスを救出するという緊張のもとに書かれた『カール・マルクス』と、既成の左翼思想からの「自立」を基礎づけるための諸論考『自立の思想的拠点』を収録。ほかに、単行本初収録となる原稿を2篇収載する。

第6回配本既刊 2015/06/25
月報執筆者(順不同・敬称略)

違和感からの出発

鹿島茂

小さく稼ぐ

ハルノ宵子

ISBN 978-4-7949-7109-8 C0395
価格 6300円+税
判型・造本 A5判変型・上製
ページ数 568頁

月報(編集部より)第9巻(第6回配本)(2015/06/25)

(#記述事項は発刊時のものです)

次回配本(第10巻)は、2015年9月を予定しております。

I

この執着はなぜ 告知する歌

II

カール・マルクス

  1. 二十一世紀のマルクス――文庫版のための序文――
  2. マルクス紀行
  3. マルクス伝
  4. プロローグ
  5. 1 デモクリットの哲学とエピクールの哲学
  6. 2 マルクス思想の形成
  7. 3 マルクス思想の体験と転回
  8. 4 晩節について

III

自立の思想的拠点□頽廃の名簿□詩論について□思想的弁護論――六・一五事件公判について―― □戦後思想の荒廃――二十年目の思想情況――□佃んべえ

情況とはなにか

  1. 知識人と大衆
  2. 戦後知識人の神話
  3. 革命的空語の変質
  4. 国家・階級・党派の論理
  5. 共同体の水準と位相
  6. 知識人・大衆・家

ポンチ絵のなかの思想□なぜ書くか□中共の『文化革命』についての書簡――内村剛介様――□沈黙の有意味性について□異常性をいかにとらえるか□幻想としての人間□新体詩まで□文芸的な、余りに文芸的な□個人・家族・社会□学生について

IV

鮎川信夫論――交渉史について――□高村光太郎私誌□ある編集者の死[岩淵五郎]□ひとつの死[岩淵五郎]□実践的矛盾について――竹内好をめぐって――□一つの証言[江藤淳]□メルロオ=ポンティの哲学について□島尾敏雄『日を繋けて』□橋本進吉について

V

30人への3つの質問□再刊・復刊を望む本□はじめの志

試行小説集『序曲』広告文□梶木剛『古代詩の論理』広告文□桶谷秀昭『土着と情況』帯推薦文□奥野健男『現代文学の基軸』帯推薦文□磯田光一『比較転向論序説』帯推薦文

成立の過程について――「詩論について」註――□『自立の思想的拠点』あとがき□『情況への発言□吉本隆明講演集』あとがき□「試行」13〜26号後記□略年譜


解題(間宮幹彦)

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