既刊分 12 1971-1974

吉本隆明全集第12巻

1971-1974

第9回配本 2016/03/25


第12巻には、和歌の作者であり中世期の特異な武家社会の頭領でもあった実朝の実像に迫る『源実朝』と、著者のロールシャッハ・テストとそれをめぐる二つの対談、および同時期の評論やエッセイを収録する。第9回配本。

第9回配本既刊 2016/03/25
月報執筆者(順不同・敬称略)

吉本隆明さん随感

中村稔

ヘールボップ彗星の日々

ハルノ宵子

ISBN 978-4-7949-7112-8 C0395
価格 6600円+税
判型・造本 A5判変型・上製
ページ数 708頁

月報(編集部より)第12巻(第9回配本)(2016/03/25)

(#記述事項は発刊時のものです)

*次回の配本は第1巻を予定しております。発売は2016年6月です。

*吉本隆明さんの書簡を探しています。お持ちの読者の方がいらっしゃいましたら、封書の場合は、文面、封筒の表・裏、はがきの場合は、はがきの表・裏の複写をご提供いただければ幸いです。

I

源実朝

  • I 実朝的なもの
  • II 制度としての実朝
  • III 頼家という鏡
  • IV 祭祀の長者
  • V 実朝の不可解さ
  • VI 実朝伝説
  • VII 実朝における古歌
  • VIII 〈古今的〉なもの
  • IX 『古今集』以後
  • X 〈新古今的〉なもの
  • XI 〈事実〉の思想
  • 実朝年譜
  • 参考文献
  • 実朝和歌索引

実朝論断想

実朝における古歌 補遺

文庫版によせて

II

死は説話である□〈演技者の夕暮れ〉に□〈おまえが墳丘にのぼれば〉□ある抒情□〈農夫ミラーが云った〉□〈五月の空に〉□〈たぶん死が訪れる〉□帰ってこない夏

III

情況への発言――きれぎれの批判――[一九七二年二月]□なにに向って読むのか□岸上大作小論□思想の基準をめぐって――いくつかの本質的な問題――□情況への発言――きれぎれの批判――[一九七二年六月]□家族・親族・共同体・国家――日本〜南島〜アジア視点からの考察――□内村剛介□斎藤茂吉――老残について――□〈関係〉としてみえる文学[島尾敏雄]□情況への発言――きれぎれの感想――[一九七二年一一月]□「SECT6」について□『林檎園日記』の頃など□情況への発言――切れ切れの感想――[一九七三年六月]□イギリス海岸の歌□情況への発言――切れ切れの感想――[一九七三年九月]□情況への発言――若い世代のある遺文――[一九七三年九月]□島尾敏雄――遠近法――□鮎川信夫の根拠□わたしが料理を作るとき□情況への発言――切れ切れの感想――[一九七四年三月]□藍蓼舂き□和讃――その源流――□情況への発言――切れ切れの感想――[一九七四年九月]□『石仏の解体』について[佐藤宗太郎]□恐怖と郷愁――唐十郎――□聖と俗――焼くや藻塩の――□ひとつの疾走――安東次男――

IV

吉本隆明の心理を分析する

  • ロールシャハ・テスト 被検者吉本隆明/検査者馬場禮子
  • たれにもふれえないなにか 吉本隆明/馬場禮子
  • ぼくが真実を口にすると 吉本隆明/馬場禮子
  • 対話を終えて 馬場禮子
  • 起伏 吉本隆明

V

ひそかな片想い[山室静]□究極の願望[高村光太郎]□優れた芸術品[白川静]□『鮎川信夫著作集』□芹沢俊介『宿命と表現』□おびえながら放たれてくる微光[小川国夫]

『どこに思想の根拠をおくか』あとがき□『敗北の構造』あとがき□全著作集のためのメモ□『詩的乾坤』あとがき□『試行』第三五〜四一号後記□略年譜
解題(間宮幹彦)

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