I
源実朝
- I 実朝的なもの
- II 制度としての実朝
- III 頼家という鏡
- IV 祭祀の長者
- V 実朝の不可解さ
- VI 実朝伝説
- VII 実朝における古歌
- VIII 〈古今的〉なもの
- IX 『古今集』以後
- X 〈新古今的〉なもの
- XI 〈事実〉の思想
- 実朝年譜
- 参考文献
- 実朝和歌索引
実朝論断想
実朝における古歌 補遺
文庫版によせて
II
死は説話である□〈演技者の夕暮れ〉に□〈おまえが墳丘にのぼれば〉□ある抒情□〈農夫ミラーが云った〉□〈五月の空に〉□〈たぶん死が訪れる〉□帰ってこない夏
III
情況への発言
――きれぎれの批判――[一九七二年二月]□なにに向って読むのか□岸上大作小論□思想の基準をめぐって
――いくつかの本質的な問題――□情況への発言
――きれぎれの批判――[一九七二年六月]□家族・親族・共同体・国家
――日本〜南島〜アジア視点からの考察――□内村剛介□斎藤茂吉
――老残について――□〈関係〉としてみえる文学[島尾敏雄]□情況への発言
――きれぎれの感想――[一九七二年一一月]□「SECT6」について□
初収録 『林檎園日記』の頃など□情況への発言
――切れ切れの感想――[一九七三年六月]□イギリス海岸の歌□情況への発言
――切れ切れの感想――[一九七三年九月]□情況への発言
――若い世代のある遺文――[一九七三年九月]□島尾敏雄
――遠近法――□鮎川信夫の根拠□わたしが料理を作るとき□情況への発言
――切れ切れの感想――[一九七四年三月]□藍蓼舂き□和讃
――その源流――□情況への発言
――切れ切れの感想――[一九七四年九月]□『石仏の解体』について[佐藤宗太郎]□恐怖と郷愁
――唐十郎――□聖と俗
――焼くや藻塩の――□ひとつの疾走
――安東次男――
IV
吉本隆明の心理を分析する
- ロールシャハ・テスト 被検者吉本隆明/検査者馬場禮子
- たれにもふれえないなにか 吉本隆明/馬場禮子
- ぼくが真実を口にすると 吉本隆明/馬場禮子
- 対話を終えて 馬場禮子
- 起伏 吉本隆明
V
ひそかな片想い
[山室静]□究極の願望
[高村光太郎]□優れた芸術品
[白川静]□『鮎川信夫著作集』□
初収録 芹沢俊介『宿命と表現』□
初収録 おびえながら放たれてくる微光
[小川国夫]
*
『どこに思想の根拠をおくか』あとがき□『敗北の構造』あとがき□全著作集のためのメモ□『詩的乾坤』あとがき□『試行』第三五〜四一号後記□
初収録 略年譜
解題(間宮幹彦)
初収録 ・・・本全集に初収録&猫々堂刊『吉本隆明資料集』に収録
初収録 ・・・本全集に初収録