既刊分 13 1972-1976

吉本隆明全集第13巻

1972-1976

第14回配本 2017/09/14


 はじめて海外の文学者たちを論じた『書物の解体学』、長くその資質にひかれて論じてきた「島尾敏雄」のほか、1972年から1976年の間に発表された詩11篇と、この期間の主要な評論・講演・エッセイ(単行本未収録2篇を含む)を収録する。

第14回配本既刊 2017/09/25
月報執筆者(順不同・敬称略)

波の下の思想を

宇佐美斉

気配りのひとの気骨

橋爪大三郎

党派ぎらい

ハルノ宵子

ISBN 978-4-7949-7113-5 C0395
価格 6800円+税
判型・造本 A5判変型・上製
ページ数 706頁

月報(編集部より)第13巻(第14回配本)(2017/09/25)

(#記述事項は発刊時のものです)

*次回第15回配本第14巻は、2017年12月下旬を予定しております。

*第13巻解題(間宮幹彦)より(第11巻・12巻補遺:前巻、前々巻に収録をもらしたものを補った。)

*島尾敏雄『琉球弧の視点から
『群像』(1969年4月号)第24巻第4号)に発表され、単行本未収録のまま『吉本隆明全著作集9』に収録され、『島尾敏雄』に再録された。再録にあたってわずかな手直しがなされた。第11巻第III部の「内村剛介への返信」の後に配置されるべきであった。

*『高村光太郎〈増補決定版〉』あとがき
『高村光太郎〈増補決定版〉』の「あとがき」として発表された。「吉本隆明」の署名があった。『吉本隆明全著作集8』(1973年2月15日、勁草書房刊)に収録された。第11巻第IV部の「増補版のための覚書」のあとに配置されるべきであった。

*掛率増加のお知らせ
B4サイズの半紙に横組でタイプ印刷され、1972年2月頃に、『試行』取扱書店向けに発信された文書。本全集にはじめて収録された。横組の数字はすべて算用数字だが、数値計算の箇所以外は漢数字に直し、数字の誤記は正した。第12巻第V部の「『試行』後記」の前に配置されるべきであった。

書物の解体学

ジョルジュ・バタイユ

  • 〈序〉
  • 〈近親相姦〉
  • 〈不運〉(一)
  • 〈不運〉(二)

モーリス・ブランショ

  • 〈死〉
  • 〈法〉と〈言葉〉

ジャン・ジュネ

  • 〈風景〉
  • 〈煉獄〉

ロートレアモン

  • 〈歌〉
  • 〈倫理〉

ミシェル・レリス

  • 〈性・母・資質〉
  • 〈聖〉の概念

ヘンリー・ミラー

  • 〈初期〉
  • 〈虚無〉
  • 〈社会〉
  • 〈論理〉

ガストン・バシュラール

  • 〈物質〉
  • 〈想像力〉

フリードリッヒ・ヘルダーリン

  • 〈神話〉〈自然〉〈愛〉
  • 〈頌〉

カール・グスタフ・ユング

  • 〈夢〉(一)
  • 〈夢〉(二)
  • 〈神話〉(一)
  • 〈神話〉(二)
  • あとがき
  • 文庫のためのあとがき
  • 自分の限度―著者から読者へ―
  • 遠い国・遥かな人
  • 〈愛〉に寄せて

島尾敏雄

  • 〈原像〉
  • 〈戦争〉
  • 〈家族〉
  • 〈日常〉

II

  • 〈この時代からは〉
  • 〈何処へゆくのか〉
  • ある鎮魂
  • 星の駅で
  • 駈けてゆくたくさんの面影
  • ある秋の空の底のほうで
  • 時間の博物館で
  • 漂う
  • 行脚
  • 海は秋に
  • 視るとき

III

  • 近松論―劇の思想―
  • 自己劇化による高村像――上村武男――
  • 情況への発言
    ――きれぎれの感想――[一九七五年二月]
  • うえの挿話
  • 折口の詩
  • 哀辞[村上一郎]
  • 情況への発言(1)
    ――きれぎれの批判――[一九七五年六月]
  • 情況への発言(2)
    ――きれぎれの批判――[一九七五年六月]
  • 情況への発言(3)
    ――きれぎれの批判――[一九七五年六月]
  • 『詩的リズム』について
  • 沈黙と文体――月村敏行――
  • 世界的水準の「吃音」理論――矢野武貞――
  • 情況への発言
    ――きれぎれの感想――[一九七五年一一月]
  • 秘められた自負――埴谷雄高――
  • 小学生の看護婦さん
  • 縮んだ街
  • 情況への発言
    ――きれぎれの感想――[一九七六年四月]
  • 『日本語はどういう言語か』について
  • 「パチンコ」考
  • 感覚の構造
  • 精神現象の数学
  • ショウリョウバッタの音
  • 情況への発言
    ――きれぎれの感想――[一九七六年九月]
  • 金子光晴について
  • 〈死〉はなぜあるか

IV

  • 島尾敏雄『琉球弧の視点から』
  • 『高村光太郎〈増補決定版〉』あとがき
  • 掛率増加のお知らせ[奥野健男]

解題(間宮幹彦)

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