既刊分 18 1980-1982

吉本隆明全集第18巻

1980-1982


社会の転換期に生み出される「現在」の文学を論じた初めての本格的文芸時評『空虚としての主題』と、名作古典文学の深層と構造を鮮やかに描き切った『源氏物語論』、長く継続的にその主題を追って書き継がれた「アジア的ということ」などを収録。

第19回配本既刊 2019/01/10(奥付刊行日は2018/12/30)
月報執筆者(順不同・敬称略)

 「吉本隆明」に憧れる

安藤礼二

 「母型」を求め続けた人

山本かずこ

 花見と海と忘年会

ハルノ宵子

ISBN 978-4-7949-7118-0 C0395
価格 6800円+税
判型・造本 A5判変型・上製
ページ数  670頁

月報(編集部より)第18巻(第19回配本)(2019/01/10)
(奥付刊行日は2018/12/30、月報には2018年12月と記載)

(#記述事項は発刊時のものです)

準備中

* 次回配本は第19巻(2019年4月)を予定しております。

I

空虚としての主題

  • 書きだしの現象論
  • 抽象的と具象的
  • イメージの行方
  • 背景のしくみ
  • 感性による否認
  • 固執された〈意味〉
  • 持続された思惟
  • さまざまな自然
  • 「私」および「彼」の位置
  • 「私」小説に出あう
  • 物語を超えて
  • 嫌悪としての描写
  • 現在という条件
  • あとがき
  • 文庫版のためのあとがき

II

源氏物語論

  • 第Ⅰ部 母型論
  • 第Ⅱ部 異和論
  • 第Ⅲ部 厭離論
  • 第Ⅳ部 環界論
  • あとがき
  • わが『源氏』
  • 文庫のための註
  • 『源氏』附記

III

  • 鳥の話
  • 天の河原ゆき[『野性時代』連作詩篇30]
  • 旅の終り[『野性時代』連作詩篇31]
  • 水の死
  • 夢は枯野[『野性時代』連作詩篇32]
  • 魚の木
  • 水の絵本[『野性時代』連作詩篇33]
  • 融けた鏡[『野性時代』連作詩篇34]
  • 掌の旅[『野性時代』連作詩篇35]
  • 木の説話[『野性時代』連作詩篇36]
  • 本草譚
  • 坂の曲がり[『野性時代』連作詩篇37]
  • 追憶[『野性時代』連作詩篇38]
  • 葉の魚[『野性時代』連作詩篇39]
  • 葉の声――入江比呂さんに――

IV

  • アジア的ということ Ⅰ
  • アジア的ということ Ⅱ
  • アジア的ということ Ⅲ
  • アジア的ということ Ⅳ
  • アジア的ということ Ⅴ
  • アジア的ということ Ⅵ
  • アジア的ということ Ⅶ
  • 「アジア」的なもの 

V

  • 村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』
  • 「文学者」という画像
  • 川端要壽のこと
  • 「赤光」論
  • 村上一郎論
  • 『初期心的現象の世界』について
  • ドストエフスキーのアジア
  • 源氏物語と現代――作者の無意識――

VI

  • 『野性時代』アンケート
  • 「百人一答ジャパネスク」アンケート
  • 諏訪優
  • 横光利一
  • 際限のない詩魂[高村光太郎]
  • わが子は何をする人ぞ
  • 果樹園からリンゴを盗む
  • 『言葉という思想』あとがき
  • 『試行』第五六〜五七号後記

解題(間宮幹彦)

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